負荷設備契約と主開閉器契約って何?

電気配線の幹線に取り付ける開閉器(開閉器を兼ねる配線用遮断機および漏電遮断機を含む)のうち、引込口装置以外のものを主開閉器(※)といい、この主開閉器の定格電流値にもとづき、契約容量(電力)を決定する方法に負荷設備契約 ⇒ 主開閉器契約があります。
この契約内容を変更することで、低圧電力の基本料金を削減できる可能性が高いのです。
(※)電気用品取締法の適用を受けるもの[100A以下のもの]またはJIS規格によるもので、その型式許可を得たものに限る。

負荷設備契約
設備の機器容量(kW)を合計して決定しています。
24時間、同時にフル稼働することを前提にした契約。
一般には工場のように長時間、設備をフル稼働する場合に有利な契約です。

主開閉器契約
ブレーカーの容量(A)で基本料金を決定します。
例えば、マンションの共用部分のエレベーターは24時間稼働しますが、連続しては動きません。
そのため、稼働時間が短い機器が多くある場合は有利です。
マンション以外にも、ガソリンスタンドやコインランドリー等で変更可能で効果があれば実施します。