LED化するためには全て器具交換しないといけないのですか?
LED化の目的は、①省エネ・節電と②経年劣化対策に分けられます。
①の省エネ・節電にポイントを置かれる場合は 24時間点灯、及び12時間点灯器具がLED化の対象となります。
又、ハロゲンライトやミニクリプトンライトは特に削減 効果が顕著に表れます。
逆に集会室・倉庫・設備室などの使用時しか点灯させない器具については対象外とさせて いただいています。
非常照明については、昨年末に登場しましたがこれから随時ご提案することになるかと思います。
②の経年劣化対策の場合は、原則として全ての器具の交換をお勧めしています。
(社)日本照明器具工業会では 設置後、10年が器具交換の点検と交換の目安と説明しており、耐用の限界を15年としています。
現実として電灯器具は半永久的に持つものだと稀に誤解されておられたり、外観から判断しずらいことで見過ごされて いますが、安定器からの発熱・発煙のトラブルやランプの交換が発生することがあります。
築後20年以上のマンションは全ての器具交換を推奨いたします。
なお、トイレや人感センサー対応器具は点灯時間 が少なく削減効果はあまりありませんが、LEDの特性として頻繁に点灯を繰り返す場合は器具の劣化がほとんどないこ とや、すぐに100%点灯する特性から既存の器具よりメリットがあります。
また、高所に取り付けられた器具での電球交 換時に必要となる余分な経費も削減することが可能なことで変更をお勧めしています。